精神的な自立

現在の日本においては、何と言ってもまず精神的な自立が求められています。

ここ2～3年の成人式での報道などを見ても、年齢的、肉体的には十分に成人にふさわしいのに世の中では、『今の若い人たちは、実際の年齢に対して、7掛け、8掛けぐらいの精神年齢だ』と言われているようです。
一説には『30歳成人説』というものもあるほどです。

大学時代はモラトリアムでも、就職というイベントを境にそのモラトリアム状態から脱却していくのが一般的です。

しかし、最近の傾向としては、学校を卒業してとりあえず就職はしたものの、働き始めてもモラトリアムが延長されている、モラトリアム気分が抜けきらずに残っているという方が多いと聞きます。

原因には少子化が進んでいるのもあるかもしれません。
親側が子供たちを手放さないのですね。
子離れ、親離れができずに依存していく生活では精神的な自立は、おぼつかないことはわかりきったことです。